朝、食事をしにホテル近くの「アウガ新鮮市場」に行く。
地下に降りて行くと、ホタテやホッケ、ニシンなどの北の味覚が所狭しと売られている。
市場の一角にある、顔立ちから家族経営と思われる女性達が切り盛りする食堂で、マグロの中落定食を食べる。
彼女達が通りがかりの小学生に話しかけている様子は微笑ましい。
今夜子供達が参加する「ねぶた」の話題のようである。
今日は午後の車の受け取りまで時間があるので、青森駅から30分程バスに乗り、青森県立図書館の2階にある青森近代文学館を見に行く。
太宰治や寺山修司は青森出身として有名だが、このほか長部日出雄、三浦哲郎、佐藤紅緑、秋田雨雀、葛西善蔵、石坂洋次郎、高木恭造など、青森出身の文学者の層の厚さに驚かされる。
このほか、「平成の青森文学」として、現存の青森出身作家の著作を集めた特別展示も興味深かった。別室では太宰の『津軽』に関するビデオを鑑賞。
常設展示も特別展示も全て無料である。
バスで青森駅に戻り昼食ののち、ホンダカーズで錆止め処理を終えた車を受け取る。
車体の下を覗き込むと、マフラーを除いて防錆材で真っ黒くコーティングされている。
弘前市を経由し、田舎館村にある道の駅「いなかだて」に宿泊。
ここは田んぼに巨大な絵を出現させる「田んぼアート」が有名な村だ。
なんでも2100年前には稲作が行われていたらしく、町おこしとして「田んぼ」にこだわるのは筋が通っている。(Y)
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