羅臼の空には、摩訶不思議な形状をした雲が横たわっている。
それがいつもの事なのかどうかはわからないが、昨日も、そして、また今朝も。
海の向こうに浮かぶ国後島。
あの場所から眺める空は、いったい どんなだろう。
引き揚げて来た人たちが眺めているいた空に想いを馳せながら、車はこの地を後にしたのでした。
続いて向かったのは、近くの羅臼港にある知床旅情の歌碑。
製作者は森繁久彌さん。
ここで芝居をした最後の晩、一気に書き上げたそうです。
このエリアには、国後島出身者が多く住まわれているそうなので、そういった方々のお話などに耳を傾けられ、想いを込めて作られた歌なのではないかと、一人想像しながら加藤登紀子になった気分で知床旅情を口ずさむ、ではなくて、熱唱するKでありました。
そして、車は知床横断道へ。
世界自然遺産に登録された知床。
この横断道の建設には反対運動もあったそうでありますが、確かに道路の下には別世界、圧倒的な大自然のパノラマが広がっていました。
写真でお見せできないのが残念ですが 。
途中、知床峠に差し掛かった辺りで、車は霧に覆われてしまいましたが、なんとか脱出し、知床五湖方向に寄り道でもしようかて車を走らせていると、
なんと、ヒグマの親子に遭遇!
子グマちゃんが道路から抜け出すのを待って、そっと車は親子のすぐ脇を通り抜けなければなりません。
Yが運転席から手を伸ばして助手席の窓を全開にするので、ビビったKは上手くフレームの中に収めることも叶わず。
さすが自然遺産。サファリパークみたい。
このあたりのヒグマは車を怖がらないんですね。
餌付け禁止、近寄り禁止の看板も目にしましたが、気がついた時には至近距離にいたので仕方がありません。
扉越しとはいえ、1mの至近距離までヒグマに近づいた人、なかなかいないでしょう。⑴
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