7月17日 羅臼→知床峠→網走(152km)⑴


羅臼の空には、摩訶不思議な形状をした雲が横たわっている。

それがいつもの事なのかどうかはわからないが、昨日も、そして、また今朝も。


海の向こうに浮かぶ国後島。

あの場所から眺める空は、いったい どんなだろう。

引き揚げて来た人たちが眺めているいた空に想いを馳せながら、車はこの地を後にしたのでした。


続いて向かったのは、近くの羅臼港にある知床旅情の歌碑。

製作者は森繁久彌さん。

ここで芝居をした最後の晩、一気に書き上げたそうです。


このエリアには、国後島出身者が多く住まわれているそうなので、そういった方々のお話などに耳を傾けられ、想いを込めて作られた歌なのではないかと、一人想像しながら加藤登紀子になった気分で知床旅情を口ずさむ、ではなくて、熱唱するKでありました。


そして、車は知床横断道へ。

世界自然遺産に登録された知床。

この横断道の建設には反対運動もあったそうでありますが、確かに道路の下には別世界、圧倒的な大自然のパノラマが広がっていました。

写真でお見せできないのが残念ですが 。

途中、知床峠に差し掛かった辺りで、車は霧に覆われてしまいましたが、なんとか脱出し、知床五湖方向に寄り道でもしようかて車を走らせていると、


なんと、ヒグマの親子に遭遇!


子グマちゃんが道路から抜け出すのを待って、そっと車は親子のすぐ脇を通り抜けなければなりません。

 Yが運転席から手を伸ばして助手席の窓を全開にするので、ビビったKは上手くフレームの中に収めることも叶わず。

さすが自然遺産。サファリパークみたい。

このあたりのヒグマは車を怖がらないんですね。

餌付け禁止、近寄り禁止の看板も目にしましたが、気がついた時には至近距離にいたので仕方がありません。

扉越しとはいえ、1mの至近距離までヒグマに近づいた人、なかなかいないでしょう。⑴

キャンピングカーで日本一周

キャンピングカーで日本一周の旅に出ています。夫婦二人、各地の歴史や文化、暮らし方を学びながら旅しています。

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