今日も小雨混じりの湿り気の多い天気。
もう、ここまでくれば立派な梅雨でしょう。
北海道梅雨元年ですよ。
さて、気を取り直して、本日始めに向かうのは、またまた青春時代に大流行した「幸福駅」。
ここの駅、今は廃線となってしまっておりますが、「愛国」駅から、幸福行きの切符を買って「幸福」駅で下車するというのが、一大イベントだったんですよね〜。
この切符、記念に一枚購入しました。
10×18cmのハガキなんです。
それで、現在の幸福駅なんですが、
こんな状態に。
「愛国駅」はというと、さらに人影も まばら。
お土産さんも開いているのか閉まっているのかすら分からない状態でありました。
昭和の面影、今何処……。
30年の歳月をかけて、ゆっくりと時は流れていったのでしょうね。
と、ノスタルジックな気分に浸っているうちに、いつの間にか晴れ間が見え隠れし始めたようです。
続いて向かった帯広。
市内では、住宅街でも、こんな大きなソーラーパネルが。
隣のアパート暑くないかなぁ?
ちょっと心配ですよね。
さて、帯広到着後、一行が目指したのは 帯広百年記念館。
この記念館は、明治16年、この地に開拓団晩成社が入植百年を迎えた事を記念して建てられたそうで。
展示は、十勝の自然、開拓期から現在に至るまでの開拓史が第一展示室に。
第ニ展示室は、先住民族であるアイヌの人々の伝統的なライフスタイルの紹介、となっております。
第一展示室では、地元の小学生の団体が、開拓期の苦労話、その後の発展の歴史を熱心にメモを取りながら聞き入っています。自分達のご先祖様の功績ですからね。当然でしょう。
そして、第ニ展示室。
ここでも、また別なグループがアイヌの生活についての説明を受けています。
で、先住民族って何?
今どうしてるの?
そんな疑問を持った人はいませんか。
はい。
そんな時の為に、きちんとアイヌ専門の別室が用意されていていますから、そこに行けばアイヌの事が詳しく分かりますよ。
そこの扉を開けると、ほらこの通り、ちゃんと「明治4年 アイヌ集落見取図」なんてものも展示されています。
良い子の皆さんなら、この見取図の意味が分かりますね?
そうです。
現在発展を遂げている場所にはアイヌの集落があったんですよ。
なるほど、全館を通して見れば、至れり尽くせり、きちんと歴史を伝えていることになりますね。
でも、興味があればって、どういう事なんでしょう……。
歴史って、本当は、断片だけを切り取って見る事は出来ないはずです。
これまでの日本の歴史教育の縮図をここに見た、気がしました。
これが国の方針。
国の指導に沿えば、こういう展示方法が理想という事なのでしょうね。
いろいろと考えさせられました。
また、記念館としての出来るだけの誠意も、充分に感じられた展示でした。
そして車は、本別町の道の駅「ステラ★本別」へ。
ここは、廃線となってしまったJRの駅舎があった場所で、昔の名残りを残した趣きのある道の駅でした。
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