全国のイオンシネマで一斉公開
ニュースで映画「新聞記者」の上映開始を知り、さっそく映画館を探す。
今日から石川県入りということで、映画の公式ホームページで石川県内の映画館を検索すると、「イオン金沢店」がヒットする。
なんと、この映画は日本全国のイオンシネマで一斉公開されているのだとか。
この手の政治絡みの映画が、全国143館で同時に公開されるというのは極めて異例。
よくぞ、ここまで頓挫せ(させられ)ず、公開まで漕ぎ着けたものだ。
全国展開で勢力を拡大し続けるイオングループ。
どこに行ってもイオンの看板に出会わない場所はない。
進出を許していないのは、今や福井県一県のみ。
日本各地でお世話になりながらも、多少辟易もしていた。
ところが、今回、こうしてイオンシネマのおかげで、
各地の人々が身近な場所で映画を観ることが可能になった。
別な意味での政治的な思惑が見え隠れするが、
ともかく今は、現状に抗う方が先である。
あっぱれイオン‼︎ good job‼︎
俯瞰で眺めるように
テンポの良く、無駄のないストーリー展開。
セリフ中心の芝居仕立てではなく、あくまでも淡々と普通の日常を描いている。
ここ数年の間に、立て続けに起こっているような出来事が、
誇張のない自然な流れの中で描かれてゆく。
庶民である私たちが、日頃「おかしい」と感じていること、
その「おかしい」こととは何なのか。
どうして、そんなことになってしまっているのか。
今、実際に起こっていることを頭の中で整理しつつ、
俯瞰でながめている自分がいた。
脅しすかし、アメとムチ、捏造されたスキャンダル、死の恐怖。
精神的に追い込み、ゆっくりと考える時間を与えながら、
自らの意思と判断で決断するように仕組み、服従させてゆく。
最終的には、がんじがらめになり、絡みとられていってしまうのだ。
そうして牙を抜かれてゆく主人公に、感情移入は出来ない。
しかし、家族を守るために最後まで闘いきれなかった、転んでしまった人を裁くこと、断罪することなど、とても出来ない。
終わりの見えないストーリー
この映画は尻切れとんぼ。
起承転結の、転で終わっている。
結論を迎えようとする直前で、物語は終わる。
エンドロールを眺めながら、誰も立ち上がることが出来ない。
「なぜだ⁈……」
しばらくの間、ぼんやりと椅子に座り込む。
帰り道も、晩御飯の間も、只々、じっと思いを巡らす。
みんなで選挙へ行こう‼︎
そうか‼︎ 物語は同時進行中なのだ。
結論は、まだこれから。
ラストを描くことが出来るのは、
この映画をハッピーエンドで終わらせることが出来るのは、
これを見て「ハッキリと自覚した」覚醒した人たち。
みんなが望月記者のような新聞記者になれるわけではない。
でも、何か行動に移さねば……。
そうだ‼︎ 選挙に行こう‼︎
7月の選挙に参加して、一票を投じよう。
相談の結果、7月中旬に日本一周の旅を一時中断し、投票をしに帰省しようと決意を固めたKY夫婦であった。
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