昨日は、長野県の碓氷軽井沢インターチェンジから高速道路に乗り、新潟県上越市に入る。
次に向かうのは、北アルプスの向こう側にある富山県だ。
さすがに山越えは無理なので、ひとまず日本海側に出て、そこから海沿いに西に進むことに。
そうして走り始めた上越自動車道下り線。
ほんの2時間前まで、古城の脇で蕎麦を食べていた小諸、上田、千曲、長野、中野、信濃と、想い出の地を脇目で追いながら、あっという間に新潟へ。
そうして辿り着いた、新潟県上越市の日本海側にある「名立谷浜サービスエリア」。
昨晩は、ここで一泊し、気持ちよく朝を迎える。
今日も、空は晴れているが、少し気になるのは風の強さ。
このあとすぐに高速を下り、海沿いに国道8号を走って、お隣・富山県黒部市へと向かう予定なのだが、天気予報にると、どうも今日の午前中から強風が吹き荒れ、天気も下り坂になるらしい。
そうこう言っている間にも、風は次第に強まり、車は横風を受けてグラグラ揺れ始めている。
走行中の横転が怖い。
早めに出発して、高速を下りねばならぬ。
と、近くの出口を調べようとGoogle MAPで確認すると……。
ええと〜、今いるのは「名立谷浜サービスエリア」で、近くに道の駅「うみてらす名立」があるではないか‼︎
ならば、風が収まるまで道の駅で待機しよう、ということに。
でも、ここから出るには、ひょっとして、次のインターチェンジまで走らなければいけない?
どこかに出口はないものか?と、地図上の現在地に目をやると……。
今いる場所に、どことなく違和感が。
ここは、確か山側に面したサービスエリア……であったはず。
上越自動車道を下って来たから、ここは「名立谷浜SA 下り」のはず……なのに、地図には「名立谷浜SA 上り」の記載が。
そういえば、確かに、地図上やサービスエリア情報では、「名立谷浜SA 下り」にあるとの記載がある「芭蕉の句碑」も見当たらず。
近くには「慰霊碑」があるのみ。地図をよくよく見ると、これは「名立谷浜SA 上り」側に記載されているもの。
ということは、我々はいつの間にか、上り線側のサービスエリアに誤って入り込んでしまったのか⁈
頭の中はパニック状態。
慌ててネット検索をかけてみると、やはり、ここは「上りSA」ということで間違いはなかった。
当然、我々も、何も間違えてはいない。
今いるのは北陸自動車道で、日本海沿いを走る高速道路。
東京を起点としてはいない。
したがって、上り下りの判定が難しく、最近まで関係者も頭を悩ませたらしい。
そして、最終的に落ち着いたのがこの表示。
北陸自動車道では、「西側に向かう方が上り、東側に向かう方を下り」としたそうである。
京都の方向を考えれば、そういうことになるのか、と納得。
でもね。
上越道下り線を走って来て、ふらりと立ち寄ったサービスエリアが、いきなり「上りSA」だったら、気が動転しますよ。
サービスエリアを調べる時も、おそらく逆の「下りSA」の情報を見てしまうはず。
かくいう我々も、「はせを(芭蕉)の句碑」を探してしまったから。
いくら探しても見当たらないわけだ。
騒ぎも一段落したところで、地図上にある「上りSA」駐車場から直接海側へと抜ける出口を探し、ここから高速を降りて、
海沿いの国道8号線へ。
標識には、しっかりと道の駅の表示も。
2、3分ほど車を走らせ、道の駅「うみてらす名立」に到着。
これで、なんとか風をしのげそう。
ということで、一件落着。
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