青島から駐車場に戻る途中、ふと覗いた小道の樹木に、ピッタリと貼りついた植物が気になった。
まるで押し花でもしたように、平らに樹木の表面を覆っている。
実は、この小径、「宮交ボタニックガーデン青島」という植物園の入り口であった。
日南海岸国定公園には、亜熱帯植物27種を含む約200種5,000本超の植物が生育しているという。
北半球最北端の亜熱帯植物群落といわれる「青島亜熱帯性植物群落」は、1952年に国の特別天然記念物に指定されている。
1955年頃からは盗採や火災が多発し、植物の保護対策として島内の立ち入りが禁止され、代わりに、この「亜熱帯植物園」が設置され、当初は亜熱帯植物の種子や苗木を導入し、宮崎の気候風土に根付かせる試験、研究を行っていたという。
外苑には、青島に自生するビロウの他、フェニックス、女王ヤシ、ナツメヤシなど17種類にも及ぶヤシ科の植物や、ブーゲンビリア、ハイビスカス、ジャカランダなどの亜熱帯花木類を植栽している。
色のバランスが絶妙。
あまりの美しさに、撮影会のカメラ小僧状態となる。
大温室では、世界各地の熱帯花木や熱帯果樹も観賞できるということで、覗いてみることに。
これは人面樹か?
面白い樹木があるものだ。
高見山に名前を言わせたい‼︎
パーティ会場に飾りたい、装飾品のような植物。
これを見ると、つくづく「グレーヘアーも上品でいいなぁ」と思う。
モンシロチョウが、たくさん留まっているような植物も。
紫の可憐な花がキュート。
シャム猫のような花。
色合いが美しくて見とれてしまう。
ここは宮崎。しかも温室である。
こんな植物を育てられたら幸せ〜と思ったが、日本では温室がないと育てることは出来ないだろう。
残念っ‼︎
他にも、熱帯果樹温室では、パイナップル、パパイヤ、スターフルーツなどの果樹が植栽されていて、トロピカルな雰囲気が味わえるという。
もう少し時間があれば、ゆっくりと廻ってみたいところであった。
植物園を抜けると、目の前は公営駐車場のある公園。
思いがけず、亜熱帯の植物を鑑賞することが出来たうえに、駐車場までのショートカットコースであったとは、何ともラッキーであった。
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