9月7日 車上生活におけるライフラインについて

この道の駅も260台ほどの駐車スペースがあり、日中車を停めていても迷惑にはならないとはず。今日は、朝から雨模様で、体調も気分もすぐれないということで、外出せず。昨日の北海道で発生した震度7ともいわれる大地震をうけて、これまでの車上生活を振り返ってみることにした。

まず初めに電気。キャンピングカーには、バッテリー3つと太陽光パネルを装備した。
5月末に納車となった その足で、千葉、東京、神奈川、埼玉と周る。1ヶ月間曇りが多かったので、一度茨城の実家に立ち寄ってバッテリーを充電。その後、日本一周の旅をスタートさせる。

7月に北海道を、8月に青森、岩手、秋田と周り、9月に入って山形を周遊中。
その間、走行充電と太陽光パネルのみで蓄電し電力を補う。

途中、必要とあれば、オートキャンプ場に立ち寄って充電をしようと考えていたが、その必要もなく、今日に至っている。

蓄電された電気の量は数字で表示されるので、使用できる量がわかりやすいこともあるが、電気の使用は極力抑え、装備されている冷蔵庫は使用中止。電子レンジも、ほとんど使用せず。
家庭用エアコンは未使用。
夜の灯りは煌々と照らさず、スポットライトや間接照明を使用したりし、目に優しい最小限の明るさを維持。
時に電池使用のLEDランタンで灯りをとってムードを変えてみたりした。

クーラー使用なしの真夏の暑さ対策としては、シガーソケット電源で使用できる小型扇風機(300円也)と団扇で暑さをしのぎ、
夜の灯りは煌々と照らさず、寝具には冷却効果のあるジェルシートや掛け・敷き布団を使用し、ベッドのある高部の窓と天窓を全面開放。全部の窓に網戸が付いているので有り難い。

それでも足りない時は深夜涼しくなるまで天井のファンを回して空気の流れを作り風通しを良くすることで対応した。

現在ではファンの扉を持ち上げる部品が故障してしまつたので、交換できるまでの間だけファンの代わりに、キッチン上部壁側に取り付けられた換気扇を回して空気を入れ替え、車内の熱気を掻き出す事でしのいでいる。
他に電気を必要とするのは、やはり携帯、パソコン、モバイルWi-Fiの充電。インバーターのスイッチを入れた時に 、これは一気に充電する。テレビはなし。ラジオは電池使用で、ニュースのみを聞く。

インターネットは、安全面では不安も残るが、道の駅のWi-Fiを優先的に使用。それダメなら、モバイルWi-Fiのアドバンス設定(使用量に制限のない)で使用。市街地でアドバンスが未接続の場合は、1ヶ月単位で使用量に制限がかかる通常モードを使用。それが限度量を超えて使用できなくなったら、携帯のテザリングで対応。携帯モバイル通信契約の月額使用量も超えてしまったら、いよいよ最終手段。課金して限度量を増量させる。これで先月は1000円オーバーでなんとか乗り切った。

電気に関しては、こんな感じて遣り繰りし、この3ヶ月余りの間は自前の充電システムだけで、とりわけ不自由さも感じることなく生活することが出来た。

多少、冷蔵庫代わりに毎日購入している冷却用のロックアイス(一袋200円前後)の出費が思ったより かさんでいるが、これは溶けてしまえば飲料水となるし、夜は水割り、昼間はアイスティーを作って一日中冷たい飲み物が補充出来るので、結果効率の良い出費ということになる。また、コンビニによっては、凍らしたお茶やウォーター系を飲料を売っているので、それを夜間冷蔵庫に入れて食材を冷やし、翌日は取り出して携帯用飲料とすることができるので、これもよく活用している。

飲料以外の水は、最低限の水を公園等で補充させて頂かなければならないが、最低限の食器洗い、洗面に留めるよう努力を重ね、ムダ使いを避けるよう努めている。カレーなどの際には皿の上に予めサランラップを敷く。皿やコップが汚れた時は、まず紙で拭き取り、次に殺菌作用のあるウエットティッシュで拭く。気になる時は更に水ですすぎ、ティッシュで拭き取り乾燥させる。皿を拭いただけの汚れていないティッシュなどは、更に雑巾がわりに使用すれば無駄がない。

湯沸かしや煮炊きは、主に備え付けのガスコンロを使用。使用ガスはカセットコンロ用のガス缶。鍋を囲むような時は、火力の強いテーブル用カセットコンロを使う。

トイレは基本的に道の駅にお世話になり、施設のトイレが使用困難な場合のみ車内装備とした非常用トイレ ラップポンと、ペットボトルに装着して用いる携帯トイレで済ませる。

入浴は300円から500円で利用できる温泉施設を利用。

洗濯はコインランドリーで、週1ペースでまとめ洗い。最近では、どこでも22kg対応の大型洗濯機があり、しっかり乾燥まで出来るので大助かり。

KY夫婦は、このような車上生活を続けて早3ヶ月。一度も外泊、オートキャンプ利用なし。実家や親類、知人宅を訪ねても、里心がつくのでペースを崩さず。時に襲われる雷と暴風雨には多少の恐怖も感じたが、5m×2mの空間の中に夫婦2人、結構不自由なく暮らせるものだ。

といっても、これはコンビニやスーパーといった、いつでもどこでも足りないものを何でも手に入れることが可能な流通システムの恩恵を受けてこそ。

今後は、非常時を意識しながら、それに頼りきることのない生活を工夫してゆかなければならないだろう。



キャンピングカーで日本一周

キャンピングカーで日本一周の旅に出ています。夫婦二人、各地の歴史や文化、暮らし方を学びながら旅しています。

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