朝方霧で覆われ、本日も どんよりとした曇り空を見上げてのスタートです。
まず、最初に向かったのは阿寒高校。
実は、この学校。 Yのお父上が大学卒業後初の勤務先なんです。
当時はこの辺りも雄別炭鉱で活気に溢れていたらしいのですが、閉山後はご多聞に漏れず。
でも、かろうじて閉校は免れ、規模を縮小する形で生き残っているようです。
そして、次に向かったのは、更に奥地にある布伏内内小学校。
ここは、 Yの母上様が、やはり学校卒業後、初めて勤めた職場です。
残念ながら、こちらは更に炭鉱に近いという事もあり、完全に廃校となっておりました。
まだ、新しそうな校舎なのに、もったいないですね。
Yの御両親は、学校を卒業して直ぐに結婚、この地で新婚生活をスタートさせているんです。
お父上は大学から北海道なので、自ら望んで遠方の地での生活を楽しまれていたようですが、市街地で暮らし、東京生活も長い母上様。真冬には雪が降り積もる、厳冬の阿寒の田舎町で新婚生活を送る為に職場もこの地で探し、北国生活を始めたわけでありまして。
母上のおばあ様が泣くわけです。
住めば都なのかもしれませんが、都会から知り合いが一人もいないこの地に来た上に、いきなり雪の中での生活は、さぞかし苦労も多かった事でしょうね。
さて、次に訪れたのは、阿寒湖。ここにも有名なアイヌ・コタン(集落)があるということで、やって来ました。
で、定番の遊覧船をパチリ!
続いて、またまた鉄板の阿寒湖土産「まりも」です。
これは一年で1ミリしか成長しないということで、旅のお供に連れて周る事に。
可愛いでしょう⁈
名前は「まりちゃん❤️」です。
ここのコタンは木彫りが有名。
熊がサケを咥えている、あれです。
他にもアクセサリーやキーホルダーなど、バリエーション豊かな木彫り製品が並んでいます。
コタン内は民芸品屋さんが軒を連ね、民族舞踊ショーを開催したりしていて、アミューズメントパーク的な要素の強い場所であります。
伝統を守るって大変な事で、同化政策を受け入れたくない、馴染めない、といった場合、自立した生活を送る手段を考えなければいけないわけで。
その為の方法や手段は様々で、人それぞれ。色々あっていいと、別なコタンの方が言ってましたが、まったく、その通り。
和人側の私からすれば、今の世の中、アイヌの人々が大切にしている「人が人らしく生きる」という哲学を、どんどん広めていって欲しい。
ここは、誰でも気軽にアイヌ文化に触れる事が出来る娯楽施設のようであるけれど、知らず知らずのうちに、アイヌの方たちの価値観、哲学を知ることの出来る、広義のアイヌ文化との出会いのスポットとなればいいですね。
さて、そろそろ本日の宿営地へ。
車を目的地へと走らせていると、道沿には、牧場、牧場と続き、このエリアの牧場の多さにビックリ。
しかも、この牧草地の広さときたら。
本土では、なかなか見られない光景です。
モンゴルの草原で暮らす馬も牛も山羊も羊も、発狂乱になりそうな青々と茂る牧草地でした。
そうして辿り着きました。
本日の道の駅「摩周温泉」です。
ここは、24時間浸かれる足湯と、ドッグランがあることもあってか満員御礼。
大盛況の道の駅です。
キャンピングカーも常に十数台が駐車しており、下手なキャンピングカーフェアを覗くより楽しいかもしません。
それにしても、人の好みやニーズというものは異なるものなんですね。
これだけ沢山車が集まってきているというのに、全く同じ車種がない。
不思議なものですね。
0コメント