昨夜、宿営地の道の駅 対岸にある余市川温泉♨️に向かった時、ふと川の水位を見ると、低い堤防のギリギリあと1m程まで上昇している模様。
しかも、宿営地は海岸付近の河口に位置し、向こう岸と比べて標高も低い。
さらに追い討ちをかけるように、雨は一向に弱まる気配もなく、激しさを増してゆく。
ということで、眠れぬ夜を過ごし、多少心配症ぎみ、よく言えば危機管理能力に長けたKの発案により、夜が明けるのを待って、車を向こう岸の高台にある市役所へと移動させることに。
一昨日通って来た横綱の里 福島町や辺りの幹線道路で土砂崩れが起きている事を考えると、常に道路の状況や周囲の崖の状態などには、個々人がきちんと観察して判断し、対処してゆかないと大変な事になる。
特に私たちのような、ある意味「よそ者」の世話まで、地方自治体の方々が担う義務も責任もないのだから。
とりあえず、町役場が開くのを待って、河川や道路の状況を聞くと、午後からは雨も上がるということなので、予定通り、余市町でワイナリー経営を始めたという、Yの大学時代の寮友の農場を訪ねる事にしたのでした。
この農場、元々はリンゴ農場であったらところですが、譲り受けた後、新たにブドウの苗木を定植させ、3年程 の歳月をかけて実を結ばせたそうです。
この整然とした美しさ。この丁寧な作業があって、初めて結実するのです。
搾りたて🍷を試飲させて頂くと、
そのお味は、ウットリする程フルーティ。
飲み心地の良い香り豊かなワインでした。
ここは、登醸造という酒造所で、ブドウの皮から生まれる野生酵母によって、時間をかけて緩やかに発酵を促しているそうです。
余市は、皆さまご存知の通り、ウイスキーの聖地ではありますが、最近、俄かに自家栽培のワイナリーが増えているという事で、毎年7月にはワイナリーさん共催の「ワイン祭り」が催されています。
ちなみに、ここのワインは、地元の道の駅などで販売されていますが、あっという間に売り切れてしまう貴重なワインです。
ワイン同様、Kさんご夫婦も、とても誠実さが滲み出た素敵な方々でした。
丹精込めた作品には、人柄が表れるものですね❤️
感動に浸りながら、車は次の目的地小樽へ。
この日の宿営地はフェリーターミナルの駐車場。
フェリーターミナルは23時の便が出港してしまうと、知らないうちにクローズ。
夜中気付いた時には、周囲は真っ暗に。
車数台を残し、ひっそりと静まりかえっておりましたが、おかげさまで快眠させて頂きました。
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