2019.04.29 09:09「牛深ハイヤ節」について牛深は、江戸時代、天草随一の良港であり、漁船だけでなく、日本各地からの帆船も立ち寄る賑やかな漁師町であった。天草諸島の南端に位置し、東シナ海や不知火海を南北に行き交う帆船にとって、牛深は絶好の停泊地となる。船乗り達は、常に風まかせだ。いったんシケに合えば、何日も港に足止めになる。彼らは牛深の街で空を気にしながら寝て待つか、酒盛りでもするしかない。「ハイヤ」とは、「南風(ハエ)」のことを指す。牛深から東シナ海を北上する帆船にとって、南風はなくてはならないものだ。一方、北に山を抱える牛深は、南風が吹くとシケになりやすいという。彼らにとっては、良くも悪くも南風が気になるわけだ。牛深に寄港した船乗り達、そして牛深の女性達が、船乗りとしての日常や夫の身を案じる気...
2019.04.29 07:044月20日 「牛深ハイヤ祭り」に飛び入り参加するの巻思い起こせば3月上旬、KY夫婦が鹿児島を回っていたときのこと。道の駅「長島」に貼ってあった、この祭りのポスターに目が止まった。
2019.04.29 04:444月19日 「潜伏キリシタンの里」〜崎津、今富、大江集落を散策する道の駅「崎津」は、「潜伏キリシタンの里」として知られる崎津集落にある。新しい道の駅でまだあまり知られていないこともあり、とても静か。駐車場も広く、居心地がいい。⭐️おすすめの道の駅認定⭐️ 道の駅「崎津」さて、この集落は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として、昨年2018年6月に世界文化遺産に登録されている。長崎世界遺産課のホームページでは、「潜伏キリシタン」について、以下のように説明している。キリスト教禁教期の17~19世紀の日本において、社会的には普通に生活しながら密かにキリスト教由来の信仰を続けようとしたキリシタンのことを学術的に「潜伏キリシタン」と呼んでいる。そして、彼らの「信仰を実践するために独自の対象を拝むという試み」と、「共同体...
2019.04.25 13:194月18日 上天草市[天草四郎ミュージアム・天草四郎公園]→ 天草市崎津(92km)晴れ渡る青空に恵まれ、爽快な気分。ここ道の駅「上天草サンパール」は、南国のリゾート風。⭐️おすすめの道の駅認定⭐️ 道の駅「上天草サンパール」
2019.04.24 15:474月17日 江田船山古墳を散策するの巻 〜和水町 →上天草市(75km)昨晩から泊まっている和水(なごみ)町の道の駅「きくすい」の駐車場の周囲には、「日本マラソンの父・金栗四三ゆかりの地」の真っ赤なノボリが立ち並んでいる。そう、ここ和水町は、現在放映中の大河ドラマの主人公・金栗四三の生誕地なのだ。
2019.04.24 13:244月16日 山鹿市 → 菊池市[歴史公園 鞠智城]→ 和水町(32km)今日は、山鹿市と菊池市の境界付近にある「歴史公園 鞠智城(きくち)」を見学することに。ここは、先日訪れた熊本博物館の展示で初めて知った場所である。
2019.04.24 09:524月15日 宮崎兄弟とアジア主義アジア主義とは、「西洋列強の植民地化を免れるためには、アジア諸国が手を繋ぐ必要がある」という思想である。もちろん、「アジアとは具体的にどこまでを指すのか」という問題はあるのだが、ここでは問題にしない。そして、本来は自国の防衛思想であったアジア主義は、ひるがえって自国のアイデンティティーの拡大、ひいては他のアジア諸国への侵略の思想へと転じる可能性もまた有している。それは、「アジアで真っ先に開国し、西洋文明を取り入れたのが日本であり、アジアのリーダーたる日本が、他のアジア諸国を指導することは必然である」という発想である。そして、それはそのまま、「政治が腐敗し国家の体を成さない清朝や李氏朝鮮、あるいは辛亥革命により追われた清朝支配層(満州族)が逃げ込む満州地...
2019.04.22 21:074月12日 Y、阿蘇山の麓でジョギングするの巻今日は、近くに「阿蘇農村公園あぴか」という運動施設があったので、移動してジョギング。立派な陸上競技場に加え、野球やサッカーなどが楽しめる多目的グラウンド、それに弓道場もある。それらは有料だが、陸上競技場の外側にあるジョギングコース(630m)は自由に走れるので、音楽を聴きながら走り始める。
2019.04.22 20:414月11日 南阿蘇村 → 阿蘇山上ビジターセンター→ 阿蘇市(34km)山々を外から眺めている気分だが、よく考えると今立っている場所は、東西約18km、南北約25kmの巨大な阿蘇カルデラの内側であり、原始の噴火口の中に居るということになる。