ここ水俣が面している不知火海(八代海)は、南は鹿児島県の長島、西に天草諸島、北に宇土半島に囲まれ、南北に長い、大きな湖のようになっている。
そのうち北半分は、埋立地に建設された八代の工業地帯が広がる。
一方、南半分は、獅子島や御所浦島ほか多くの島々が浮かぶ美しい漁村風景であり、水俣湾は、その中心に位置している。
昨日、到着した道の駅「みなまた」。
ここは、水俣湾を埋め立てて造った「エコパーク水俣」という総合公園施設の中にある。駐車場がいくつもあり、運動場も完備!
⭐️おすすめの道の駅認定⭐️ 道の駅「みなまた」
市のホームページでは、以下のように謳っている。
1990年3月、約13年の歳月と485億円の資金を投入し誕生しているが……。
『水俣汚染サイト見聞録』によると、
「広さ58.2ha の埋立地の下には、水銀濃度25ppm 以上の未処理ヘドロ約151 万m3 があり、エコパーク水俣は、この巨大な汚染を隠蔽するように百間排水口近くから親水護岸まで広がっている。
水俣湾の水銀で汚染されたヘドロは、浄化処理されることなく、単に埋立又は移動しただけであり、護岸に使用された鋼矢板セルの寿命や埋立地の耐震性が問題視されている」という。
きれいに整備された芝生の上では、お年寄りがミニゴルフを楽しむ姿も見られたが……。
明日は、この地で起きた水質汚染と地域住民の苦悩の歴史を探ってみようと思う。
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