3月15日 曽於市[道の駅「おおすみ弥五郎伝説の里」]で、またまた、隼人伝説に遭遇‼︎


道の駅「おおすみ弥五郎伝説の里」は、入り口にレストラン、お土産物、物産品を扱う道の駅があり、その裏側には広〜い総合運動公園が隣接している。


その奥には広〜い駐車スペースのある温泉施設、


さらにまた、その奥の丘の上には、


こんな大きな像が、ドーンと辺りを見下ろしているという、なんとも珍しく壮大なスケールの施設。



この方が「弥五郎どん」とおっしゃる伝説の人物だそうな。

こんなに大きな像が建てられるなんて、一体何者?

ここの敷地内には「弥五郎まつり館」という資料館があるという事で、KY夫婦は  さっそく弥五郎についての調査を開始することに。



「弥五郎どん」は、隼人族の首長。

不服従を貫き、朝廷と戦って破れた英雄として、この辺り一帯では語り継がれているようである。


朝廷は、隼人民族虐殺の罪滅ぼしの為、鎮魂の行事「放生会」を行った。

ここまでは、死後の菅原道真公の扱い同様、分かりやすい構図である。


しかし、ここに不可解な内容の記述が。



「弥五郎どん」に、竹内宿禰伝説?


征伐された側の魂を鎮める為のお祭りであったはずが、いつの間にやら、朝廷側の英雄伝説になっていたということ?


1534年といえば、この近くの種子島に鉄砲が伝来した年。

遥か昔に、貴族の時代は終わりを告げ、武士の時代となっているし、その間に何度も為政者は交代している。

いつたい何の為に、祭りの歴史を改ざんしする必要があったのだろうか。



そういえば、確かに、この弥五郎どんの衣装は、どう見ても朝廷側の衣装。



一方、下の写真は、岩川八幡神社の「弥五郎どん祭り」。


山之口の「弥五郎どん祭り」。

日南市口ノ上八幡神社の「弥五郎様祭り」。

各地で開催されている「弥五郎どん」の顔や衣装は、どう見ても竹内宿禰には見えず。


現在、隼人について残されている文献は少ない。

しかし、無念の死を遂げた人々への思いは、子々孫々、語り継がれてきているようである。


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キャンピングカーで日本一周

キャンピングカーで日本一周の旅に出ています。夫婦二人、各地の歴史や文化、暮らし方を学びながら旅しています。

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