朝、ふらりと目の前の港を散歩してから、開店すぐの道の駅の物産館を覗いてみる。
道の駅は、夜間に駐車する車は数台だったが、港近くの市場を兼ねた物産館だけに、朝から海産物目当ての買い物客で賑わっている。
漁師のおばさんのお店で「カツオの一夜干し」を焼いてもらう。
「500円」とあったので、一枚注文。
「焼き賃で、200円頂きますね」との声に、1000円札を一枚手渡す。
小さなカツオの開きで700円は少々高いと思ったが、その時は御当地価格なのかと妙に納得してしまい、黙ってお釣りを受け取り立ち去る。
握りしめた掌の感触が少し変だ。
よくよく見ると、500円硬貨一枚と100円硬貨3枚。
お釣りが800円戻ってきている。
おばさんがお釣りを間違えたのだろうと思って、すぐテナントに引き返し、「お釣り間違えてますよ〜」と声をかける。
すると、「200円というのは焼き賃を入れての値段」で、カツオは一枚100円、焼き賃100円ということだった。
「500円」というのは一袋5枚入りのお値段で、今時分、ちょうど試食用に一枚焼いたものがあったので、ペーパータオルに包んで、我々に分けてくれたという訳だ。
ということで、おばさんに礼を言い、車に戻る。
5枚で500円なら、全部焼いてもらえばよかったな〜、と ちょっと後悔する。
脂がのっていて、本当に美味しかった❣️
さて、Yは、鹿児島に上陸して以来、すつかり体調も良くなり絶好調。
代わりに、Kが風邪の症状を感知し、必死に喉ケアーをして闘っている。
「しばらくは湯治がしたい」ということで、今日は、道の駅の近くにある「たまて箱温泉」という露天風呂へ行くことに。
ここは、眼前が海、背後に200mほどの岩山がそびえる、ちょっとした保養地。
温泉施設は、少し小ぶりな隠れ家的な風情が漂っている。
石畳の通路を通って脱衣所へ。
その隣に洗い場があり、その先に露天風呂がある。
扉を開けると、眼前に錦江湾が横たわり、前方にうっすらと大隅半島が見える。
(「玉手箱温泉」ホームページより、転載)
右手には、完全な円錐形の開聞岳が聳えている。
景色で言えば、今までで最高の温泉だろう。
玉手箱のネーミングは、絶景が眼前に広がるときの驚きから命名されたのだろう。
事実、次に入ってきた人も、扉を開けるなり、
「おっ、おっ、、、何これ……⁉︎」と、驚きの声を上げていた。
水温は高めで、露天であっても寒さを感じない。
大パノラマと向き合い、野生の王者にでもなったかのような気分。
身体もポカポカになり、これでYの風邪は完治、Kの風邪撃退も成功間違いなし‼︎
あとは、道の駅に戻り、静かに療養。
最近では、本もKindleで電子版が購入できるので大助かり。
本屋さん、ごめんなさい🙏
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