3月2日 指宿市[玉手箱温泉](16km)



朝、ふらりと目の前の港を散歩してから、開店すぐの道の駅の物産館を覗いてみる。


道の駅は、夜間に駐車する車は数台だったが、港近くの市場を兼ねた物産館だけに、朝から海産物目当ての買い物客で賑わっている。

漁師のおばさんのお店で「カツオの一夜干し」を焼いてもらう。

「500円」とあったので、一枚注文。

「焼き賃で、200円頂きますね」との声に、1000円札を一枚手渡す。

小さなカツオの開きで700円は少々高いと思ったが、その時は御当地価格なのかと妙に納得してしまい、黙ってお釣りを受け取り立ち去る。

握りしめた掌の感触が少し変だ。

よくよく見ると、500円硬貨一枚と100円硬貨3枚。

お釣りが800円戻ってきている。

おばさんがお釣りを間違えたのだろうと思って、すぐテナントに引き返し、「お釣り間違えてますよ〜」と声をかける。

すると、「200円というのは焼き賃を入れての値段」で、カツオは一枚100円、焼き賃100円ということだった。

「500円」というのは一袋5枚入りのお値段で、今時分、ちょうど試食用に一枚焼いたものがあったので、ペーパータオルに包んで、我々に分けてくれたという訳だ。



ということで、おばさんに礼を言い、車に戻る。

5枚で500円なら、全部焼いてもらえばよかったな〜、と ちょっと後悔する。

脂がのっていて、本当に美味しかった❣️


さて、Yは、鹿児島に上陸して以来、すつかり体調も良くなり絶好調。

代わりに、Kが風邪の症状を感知し、必死に喉ケアーをして闘っている。

「しばらくは湯治がしたい」ということで、今日は、道の駅の近くにある「たまて箱温泉」という露天風呂へ行くことに。

ここは、眼前が海、背後に200mほどの岩山がそびえる、ちょっとした保養地。

温泉施設は、少し小ぶりな隠れ家的な風情が漂っている。


石畳の通路を通って脱衣所へ。

その隣に洗い場があり、その先に露天風呂がある。

扉を開けると、眼前に錦江湾が横たわり、前方にうっすらと大隅半島が見える。

(「玉手箱温泉」ホームページより、転載)

右手には、完全な円錐形の開聞岳が聳えている。

景色で言えば、今までで最高の温泉だろう。

玉手箱のネーミングは、絶景が眼前に広がるときの驚きから命名されたのだろう。

事実、次に入ってきた人も、扉を開けるなり、

「おっ、おっ、、、何これ……⁉︎」と、驚きの声を上げていた。


水温は高めで、露天であっても寒さを感じない。

大パノラマと向き合い、野生の王者にでもなったかのような気分。


身体もポカポカになり、これでYの風邪は完治、Kの風邪撃退も成功間違いなし‼︎

あとは、道の駅に戻り、静かに療養。

最近では、本もKindleで電子版が購入できるので大助かり。

本屋さん、ごめんなさい🙏

キャンピングカーで日本一周

キャンピングカーで日本一周の旅に出ています。夫婦二人、各地の歴史や文化、暮らし方を学びながら旅しています。

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