ほぼ2ヶ月ぶりに、鹿児島に上陸。
晴天で予想以上に日差しが強い。
Tシャツで外に出ると、地元の人は長袖を着ている。
こちらが寒がりなのか、自分の感覚がおかしいのか。
おそらく、その両方だろう。
ショッピングモールで買い物をし、しばし作戦会議をして休憩。
まずはコインランドリーで洗濯をし、指宿方面へと向かうことに。
指宿といえば温泉。
海辺の砂の中に横たわり、ツタンカーメンのようになる、あれである。
指宿市内に入ると、ところどころから湯気が吹き出ている。
周囲の車は、観光バスとレンタカーが多く、聞こえてくるのは、やはり中国語と韓国語が主流。
今、全国各地の観光地は、この方たちが頼り。
隔離された外国人向けリゾートではなく、ちゃんとその国の人に混ざって文化体験をしてもらうということは素晴らしいこと。
しかし、海外からの団体客優先の対応を見せつけられると、自国の旅行客の行き場がなくなってしまうこともある。
うまく共存して楽しめればいいのだけれど。
ということで、外国人団体客に混ざり、マイノリティーの身となりながら、「砂むし会館 砂楽」の名物の天然砂むし温泉に入る。
建物の中で着替えをし、用意された浴衣をまとい、海岸へと向かう。
(「砂むし会館 砂楽」 HPより)
庇のある砂風呂で、スタッフに導かれるまま砂の上に横になると、両側から若手のスタッフが、ジャカジャカとスコップで砂をかけていく。
胸の上にズッシリと重みを感じ、若干の恐怖感。
「冬山で雪崩に遭遇した気分」と、Y。
「包帯でグルグル巻きにされたミイラになった気分」と、K。
「目安は10分です。あそこに時計がありますから」と、スタッフが前方を指差す。
人によっては、軽い火傷を負うこともあるらしい。
そこかしこに「自己責任でお願いします」との注意書きがある。
確かに、背中や かかとは時間が経つとやや熱く感じる。
体をちょっとずらして空気を入れれば温度調節できるというので、試してみると、確かにちょうど良い温度に調節も可能だ。
火傷を負うというのは、多分そのまま寝てしまうとか、皮膚が特別弱い、などの理由ではないだろうか。
せめて額から汗が出ないと、と15分くらい砂の中に入っていた。
浴衣は汗でびっしょりになったけれど、砂をかけられる最初の一瞬を除いて、今ひとつインパクトに欠ける気がした。
体験としては面白いが、心地よさを追求すると、少し物足りない感あり。
シャワーで砂を落とし、今度は、ゆっくりと併設された温泉に浸かる。
ツアー客は先を急ぎ、シャワーのみで、さっさと着替えをしていなくなってしまうので、お湯の温泉の方はゆったりとくつろげて気持ちよかった。
身体が冷めないうちに、今夜の宿泊予定地・道の駅「山川港活お海道」に移動。
ここは、カツオで有名な山川漁港のすぐ脇にあるという珍しい立地条件。
入りくんだ港湾の内側なので、波の心配もなく、なかなか快適である。
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