9月13日 湯沢市→横手市(32km)

今朝は晴れ。日差しも強く、ソーラーパネルも朝からご活躍の模様。

昨日は到着が遅かったので、あまりよく全体像がつかめなかった道の駅「おがち」の施設内を探索。
この道の駅は、2000年(平成12年)3月に「道の駅グランプリ2000」で優秀賞を受賞しているそうだ。ということで、どこに特徴があるのか探ってみた。

1、屋外に喫煙ルームがある。
2000年当時に、分煙を考えていた企画担当者がいたとは‼︎ 

道の駅の喫煙対策は、とかく室外なら何処でも大丈夫ということになりがち。トイレの入り口や自販機のあるところに灰皿を設置し、長椅子まで置いているところも多く見受けられる。利用者の大半はトイレ休憩が目的なので、これでは受動喫煙も免れようがない。

2、コインシャワーがある。
清掃中の為、写真撮影は出来なかったが、昨夜チラ見したところ、髪の毛一つ落ちてなく、清潔感があった。

3、着替えが出来るスペースがある。
これは、普通車で車中泊をしている人にとっては嬉しいサービス。
しかも、休憩室とトイレが別々の部屋に設けられている。夜中トイレに行く時、休憩室にいる異性との遭遇はなるべく避けたいもの。
ということで、受賞から18年たった今も変わらず、ここは最先端のサービスを提供する道の駅であるということがわかった。


道の駅探索を終え、一行は明日のイベント会場へとにじり寄るべく、横手方向へと進む。

途中、巨大なソーラーパネルを発見。
このパネルを支える支柱には、丈夫そうな耐震バネも設置されていた。地震があっても強風が吹いても倒れない、ことを祈りたい🙏。


車を20分ほど走らせ、横手市内の道の駅「十文字」に到着。
ここには、先月にも立ち寄っている。
記念に こんなモノを買ったのだけど。
何処に付けるべきか、今だ悩んでいる。


この道の駅は、木彫りの像が印象的。
といってもクマやフクロウなどの動物系ではない。
このおじさんが、トイレ入り口に鎮座ましましていらっしゃる。

夜間、眠い目を擦りながらトイレに向かい、入り口でこんな人影を見たら、1mは飛び退く。

ちなみに、このおじさん、どう見ても毛沢東にしか見えないのは、K Y夫婦の中国滞在が長かったせい⁈(K)


横手市内には、大小様々な沼がいくつもある。Kが横手市街地で用事を済ませている間に、Yは そのうちの一つ「大屋沼」までジョギングすることに。

この沼は、江戸時代初期に作られた貯水池で、その後堤防を徐々にかさ上げし、現在の高さになっている。

年に1度、11月に「沼干し」を行うが、そのときはワカサギやナマズなどが獲れるとのことだ。

バイパスを湯沢横手道路の入り口で左に入る。しばらく行くと奥羽本線の踏切があり、その先で羽州街道に出る。

時折立派な杉木立が現れ、坂上田村麻呂にゆかりのある平安時代創建の栄神社があるなど、いかにも歴史ある街道という風情。
神社からしばらく行った交差点で左に入り、回り込む感じでススキの斜面を右手に見ながら走る。赤い穂のついたススキはこの季節ならではの美しさ。


そろそろ稲刈りの季節。一面の黄金色の絨毯は、一気に土色の風景に変わるのだ。

右に砂利道を入ると、坂を登った先でパッと水面が開けた。 
遠くに鳥海山の山頂付近がぼんやりと見える。人工の貯水池とはいえ、これも自然の美景である。一休みして、戻る。帰りは基盤整備中の田んぼのあぜ道を通ってショートカット。


羽州街道に戻る直前に「新奥の細道」という看板があるのを発見。
江戸時代に東北地方、特に秋田を好んで歩き回った旅行随筆家・菅江真澄が、このあたりにも足を運んでいたことが分かった。

東北を旅すると、松尾芭蕉もそうだが、菅江真澄の足跡に出会うことがよくある。詳細なスケッチも残している彼は、今ならダントツのアルファブロガーということになろう。


バイパスを横断する地下道には、地元の小学生によるイラストがタイルに描かれている。
「入ってたんせ、上がってたんせ」と地元の子供たちが声をかけ、観光客を甘酒や焼き餅でもてなすという、横手の冬の風物詩だ。横手の良さは、冬に来なければ分からないのだろう。(Y)

キャンピングカーで日本一周

キャンピングカーで日本一周の旅に出ています。夫婦二人、各地の歴史や文化、暮らし方を学びながら旅しています。

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