北海道周遊の旅も、いよいよ終盤です。
もっとも、昨晩の宿営地 七飯からは車を30分も走らせれば函館に到着してしまうという距離なので、ゴールを迎えたも同然だったんですけどね。
という事で、一行は函館出航一日前ではありますが、一日早くフェリーターミナルで待機することに。
途中、五稜郭タワーのお土産物屋さんに立ち寄り、お土産物をまとめ買い。
ここにいる土方歳三さんの像、真っ黒に写ってしまいましたが、とってもハンサムなんです。
外国からいらした方々が、どれだけ彼のことを認知しているのか定かではありませんが、皆さん土方さんと一緒に写真を撮っておられました。
イケメン強し‼︎
という事で、再び返り咲いた函館では他にとりわけ見たいものもなし。
早々に宿営地へと向かい、明日に備えることに。
ここは、24時間ターミナルビルが開放されており、駐車場は有料ながら24時間最大500円というサービス価格。
15分も歩けば、北海道の人気店「ラッキーピエロ」もあります。
北海道最後のご飯は、ここでいただくことに。外観もさることながら、店内もエルビスプレスリーの写真や60年代当時のアメリカのポップな雰囲気で、明るく楽しげ。
人気No.1の「チャイナチキンオムライス」を頼んでみると……。
その大きさに圧倒され、写真を撮るのを忘れてしまいました。
食いしん坊のkも、ちょうど半分ほど満腹状態に。
Yに応援要請しましたが、自分の担当で精一杯。
迷わず残り半分はお持ち帰りさせて頂きました。
味良し、ボリューム良し、雰囲気良し、サービス良しのこのお店。
人気があって当然ですね。
フェリーターミナルに戻ると、窓の表面に薄っすらと白いベールで覆われているように見え、潮を被っているのではないかと気になっていたところ、駐車場所近くにある運輸会社の方が、自家用車をせっせと高圧洗浄していたので、意を決して聞いてみました。
すると恐ろしい事に、答えはイエス。
「車が大事なら、こんな海に近いところに車を停めたりしちゃいけないよ。塩害で車がボロボロになっちゃう」と言います。
おじさん達は、少しでも被害を軽くしたいという事で、毎日一度は こうして高圧洗浄機を使い、入念に塩分を洗い流しているそうな。
「私達の車は、とても毎日なんて洗浄出来ないし、どうしたらいいの?」と尋ねると、車の板金塗装やメンテナンス専門店などで塩害防止処理をすれば良い、と教えてくれました。
それなら海に近寄らなければいいのに、とお思いかも知れませんが、私達車中泊ピープルが宿営地とする道の駅というのは、何故か海辺や港に近い。
おまけに吹きっさらしだったりして、夜中には潮風が吹き荒れ、明け方には潮混じりの濃霧に覆われたりするのであります。
こうしたおじさん達の話を受け、動物的直感で海辺停泊を危険視していたkの意見に対し、なかなか耳を傾けようとしなかったYも、ついに重い腰を上げることに。
少しはビビったか⁈
青森に着いたら、すぐに塩害対策をしようという事で落ちついたkY夫婦なのでありました。
これで、今後は潮風に吹かれても、心配無用?とまではいきませんが、まあ大事には至らないと思っていいのでしょう。
それにしても、本当に日本は島国なんですね。
海のない、漁村のない都道府県を探す方が大変なんですから。
改めて、日本の海洋中心の文化を考えるきっかけとなった北海道周遊の旅でありました。
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